めっき保険なるものが当社の所属組合より紹介されております。
ここ数年リスキーな製品が増えましたね。これまで許容されていたものがされないケースも多くなっている印象もあります。
めっき作業におけるリスキーな製品とは、「めっき不具合のやり直しが効かない」製品です。
一例としてアルマイトのやり直しは、剥離による寸法減などで公差が合わなくなってしまいます。その他にも剥離をしたために材料が痛んでしまい、新品めっき時よりも外観光沢が出ない・・・などございます。
そういった製品は引合見積り段階で顧客と打ち合わせ、必要に応じて良否基準の判定(外観基準、傷の許容範囲など)など、密に仕様を決める必要があります。特殊工程だからこそ、量産前に作りこみをするべきなのですが市場に流れている製品はそうも言ってられないのが実情です。
提供される製品も試作時はA社で加工していたものを量産時はB社に変更しているにも関わらずその情報がめっき屋に開示されないことは往々にしてございます。一見関係ないと思うかもしれませんが、外注先の変更は加工方法(油の質など)、梱包方法もめっき品質に関わる重要な要素となっております。
めっきは化学を応用した製造技術で、目に見える部分が全てではございません。
お互いに安全安心に作業するためにも「不具合リスク」は常に想定し、もし起きた際はどのようにするかまで決めていた方が双方のためになるのではないでしょうか。
時代背景や当社に流動する製品の製造/不具合リスクを見極め、めっき保険の導入について検討していきたいと考えております。
「めっきのことならYMC」、「アルマイトのこともYMC」
よろしくお願いします!
今日は入学式!当社からも3名、ピッカピカの一年生が誕生します!
うちは、小学生と中学生で一日中入学式です。ビデオカメラ頑張ります。
皆さま、おめでとうございます!