アルミ硬質無電解ニッケルめっき

最近見積もり含め引き合いの多い案件の一つです。

 

アルミは柔らかい金属ですが、表層に無電解ニッケルめっきを施し更に焼き入れをする事で硬質クロムめっき並みの「硬さ」「摩耗性」を付与する事ができます。

(硬くなるのはあくまで表層のめっき数μmのみです。トンカチで叩くとさすがに凹みます。)

 

当社ではアルミ上に無電解ニッケル10~15μmを施しベーキング処理したものでビッカース硬度800以上の測定実績(当社取引先様でマイクロビッカース硬度計で測定)がございます。

アルミの無電解ニッケルめっき自体は以前より多くありましたが、ベーキングまで要求されるものは最近増えてきたような感じがします。

 

みなさんアルミを「硬く」したいんでしょうね。

要求に応えるべくしっかりとした液組成管理とベーキング温度管理で対応して参りたいと思います。

 

当社ではアルミの表面処理について多種多様のご提案が出来ます。アルミの表面処理といえば「アルマイト!」ですが、

それだけではなく「アルミにめっき!」もご提案できるのが弊社の強みの一つではないでしょうか。

①アルミに硬い皮膜をお求めの場合

当社で出来る事は「硬質アルマイト」だけではございません。精度も硬さも必要な場合は是非「アルミ上の硬質無電解ニッケルめっき」をお試しください。硬さの他に潤滑性や耐摩耗性など必要な場合は「PTFE(テフロン)含有無電解ニッケルめっき」も対応できます。「アルミ上の硬質クロムめっき」もお問合せ下さい。

②アルミに装飾性をお求めの場合

当社で出来る事は「染色アルマイト」「艶消しアルマイト」「光沢アルマイト」だけではありません。アルミにもメタル感が必要でピカピカさせたいのであれば是非「アルミ上の装飾クロムめっき(ニッケルクロームめっき)」をお試しください。

 

当社では、アルミの表面処理としてアルマイト、アルミ上のめっき(無電解Niめっきや装飾クロムめっきなど)、サンドブラスト、艶出し、艶消し、脱脂洗浄、アロジン(アルミのクロメート)など様々なご要望(意匠性・機能性・耐食性、、他にもたくさん)に対応できます。

アルミは繊細で取り扱いも注意しないとすぐキズをつけてしまいますが、当社ではこれまで医療機器や測定機器向けにたくさんのアルミ製品を取り扱ってきました。鉄や銅製品はもちろんですが、柔らかいアルミ製品については特に丁寧に取り扱っております。

今後もアルミ製品の用途は増えていくと考えております。アルミの表面処理にお困りでしたらどうぞワイ・エム・シーにお声がけください。

試作案件もドシドシ承りますので「あんな処理をしてみたい・・・」などございましたら、ご相談ください。よろしくお願いいたします!