材料の高騰

薬品メーカーよりコストアップに関わる訪問を受けました。

 

話の内容として、

当社で使用している無電解ニッケルめっき還元剤のコストが上がります。これまでの1.5倍程度でしょうか。

但し、社会情勢により1カ月単位でコストを見直すとの事です。(これは、ただならぬ雰囲気だな)

 

理由として・・・、

1.中国が主な原産国である黄燐の生産が政府の方針によりブレーキがかかっている。

2.メーカーも入手経路を増やしており、供給に見通しはたったものの、コストアップは免れない。

こんなとこですか・・・。

 

この話を聞くと無電解ニッケルめっきだけじゃないな。

 

まず次亜リン酸ナトリウムを還元剤で使用している無電解系のめっき全て、

電解研磨や化学研磨などで使用しているリン酸もどんどん上がっていくでしょうね。

 

まぁ、当初は供給できるか分からないところから供給に目途は立ったとの事ですから、当社がお付き合いしているメーカーさんは頑張ってくれたなぁと思います。さすがでございます。

 

昨今、無電解ニッケルめっきは大変ポピュラーなものになっておりますが、次亜リン酸ナトリウムの高騰により市場にどのように影響するのか。金属材料も油も高いですしね。

 

メーカーが1カ月毎にコストを見直すほど状況が二転三転するかもしれません。

 

少し、様子を見ていきたいと思います。