製品荷姿/梅雨時期の製品取り扱いについて

日頃よりYMCをご愛顧頂きありがとうございます。

 

表題の件、品質トラブルを未然に防ぐため以下内容についてご協力をお願いします。

 

①製品への直接マジック

⇒そのままめっきすると無めっきとなります。当社ではシンナーを用いて除去しますが基本的に見積もりには含まれない工程です。見落とすと剥離再処理となってしまい希望納期に対応する事が出来ません。特にアルミへの直接マジックは痕が残り使用不可となる可能性があります。機械加工時など必要な時にマジックするのは仕方が無い事かと思いますが、めっき現場においてはマジックの少しの残差で二度手間となる恐れがあります。ご依頼の際は、製品への直接マジックは除去して頂くようご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

②製品へのマスキングテープ(粘着物)によるマーキング

⇒①同様、粘着物残差はそのままめっきすると無めっきになります。ご依頼の際は、製品へ粘着物が付着しないようご協力お願いします。

 

③緩衝材(プチプチ)の直接梱包

間に新聞紙などの紙をかませてください。めっき前にプチプチで直接製品を梱包すると、プチプチの痕が残る可能性があります。めっき前の濡れ性チェックでの判別が難しく、めっき後にプチプチの痕が浮き出てしまい剥離再めっきとなってしまいます。

 

④梅雨時期の製品取り扱いについて

⇒梅雨時期はめっき前後の錆によるトラブルが増加します。特にめっき前に雨が1滴でも付着するとその部分だけがめっき投入前に錆てしまい、通常部と比較して外観が悪くなってしまいます。めっき後であれど高温多湿の場所へ保管すると短期間で不具合が発生します。製品取り扱いにご留意ください。

 

上記内容は品質へ直接影響する内容となりますので、共通認識としてご留意ください。

以上、よろしくお願いいたします。

塩タブレット

お客様より、塩タブレットの差しいれを頂きました。皆で頂くため休憩所に設置しました。

 

えらい、しみ入りました。お心遣い頂きありがとうございます。

 

湿気高く暑い日が続きますね。

最近の現場動向として無電解ニッケルめっきが堅調に推移しています。半導体需要の影響ですかね。

対応するために朝からブンブン丸だったので、仕事終わりに一息ついて耳を触ったら塩がふいていました。

 

・・・ふむ。

 

んな事ある!?・・・、

 

あるんですね。これまで肌着に塩がふく事はあっても耳から塩がふくのは初めてでしたねぇ。

 

今後のYMCの動向として、夏場に予定されている生産スケジュールはなかなか物量もあり納期的にタイトな感じになっております。

出来るだけ希望納期を全うしたいと思いますが、現在の状況として即日対応品は事前の打ち合わせが必要です。

 

当社のめっき現場は現在色んな意味で鉄火場でございますが、一生懸命夢中になって作業していると自分の体でも体調変化に気づかない場面があります。

チームで作業していますがお互いの様子がいつもと比較して問題ないか注意して、抜くところは抜いて熱中症対策/体調管理に努めていきたいと思います。

夏・・・、到来。

夏はクワガタ、カブトムシですね。

 

子供の頃、昆虫にまったく興味のなかった(今もあるとは言えない・・・)私ですが、

my daughter【次女】の影響もあり、

亜鉛めっき職人白田さんからクワガタをもらい受け、子供と一緒に飼育観察しております。

 

ほぼ私が面倒を見ていますが・・・。

 

・・・10匹程度飼育していますが、夕方から活発に動き回り、

 

その様相はまるで「パラダイス」。。

 

(ゼリーけっぽんなや)

 

基本的に夜行性なんですね。

 

大きいクワガタが小さいクワガタをはねのけるその様子は正に「弱肉強食」です。

 

しかし、ここは私が作り上げた人工的な「虫かごパラダイス」。「親父のデコピン」で大きい奴を懲らしめます。

 

小さい奴からしたら「神の手」だった事でしょう。平たいクワガタがめっちゃ気性が荒く狂暴な気がしますね。

 

クワガタも可愛いですが、カブトムシもいいですよね~。

 

去年は、カブトムシの繁殖に失敗してしまったので今年こそはと考えております。

(繰り返すようですが昆虫に興味はございませぬ・・・。次女の興味を引くためです・・・。)

 

今年こそは、命のサイクル(成虫⇒卵⇒幼虫⇒成虫というサイクル・・・)で感動を味わってみたいのであります。

 

夏本番、海!山!オリンピック!

 

仕事を思いっきり頑張ってプライベートも充実した夏を送りたいですね。

 

夜空を彩る花火が見たい。

当社のよくある質問⑧ アルマイト後の寸法変化について

当社のよくある質問についてブログにてご紹介しております。

今回は、「アルマイト後の寸法変化」についてです。こちらについては以前のブログ『当社のよくある質問④ 「アルマイト膜厚」について』と重複する部分アリです。

 

今回の質問は以下の通りです。

Q.アルマイト後の寸法が目減りして公差から外れてしまいます。アルマイト後の寸法変化について教えてください。

A.アルマイトはめっきと違い、10μm処理を行っても単純に径で0.02㎜増減するわけではございません。一般的な普通アルマイトは指定膜厚の1/3程度が寸法変化すると考えられております。

また、寸法減要因として『エッチング工程(アルマイト性を向上させるために既存の酸化皮膜を除去する作業)』や『製品凹凸による電気的な要因』がございます。

エッチングについては、アルミを溶かす工程であり、当社では片肉5/1000㎜~10/1000(510μm)程度溶解すると認識して作業しております。こちらについては、各社仕様が違うので寸法変化に対するエッチング溶解量については注意が必要です。当社では一般的な苛性ソーダ+グルコン酸ソーダにてエッチング処理を行っています。

電気的な要因については、試作にてめっきほど顕著では無いですがアルマイト内径部においても外径部に比べて皮膜生成スピードが多少劣る事を確認しております。

以上の内容を考慮すると、当社では5~10μm狙いにおける普通アルマイト処理では処理前寸法に対し片肉-1~3μm、染色アルマイトは染色性を安定させるのに15~20μm必要ですので片肉3~7μm程度プラスになると考えそれぞれ処理に従事しております。

 

近年ではアルミの処理においても精度品が増え、寸法変化に関するお問合せが増えてきております。

めっきも含め、特殊工程に従事するにあたり、加工屋さんとの打ち合わせを円滑に進めるには図面記号や公差範囲を理解する事は必須と考えております。

 

YMCは手作業の強みを活かして顧客製品の出来上がり仕様が満足するよう心掛けて処理しております。

 

『めっきのことならYMC』、『アルマイトのこともYMC』

 

以上、よろしくお願いいたします!

 

今日から7月です。

2021年度も早いもので第一四半期が終了しました。

少し慌ただしく過ぎてしまいましたが、7月は内部監査が予定されてますので一呼吸おいて整えて参りたいと思います。

 

YMCの状況は、新規案件/引き合いも含めて例年より量産物が頂けているような気がします。

(少量多品種対応が当社のセールスポイントですが、量産対応ももちろんできます!)

夏場のきつい時期が始まりますが、工夫しながら処理を進めて参りたいと思います。

去年と比較して先行きは明るいと感じておりますので、近年取り組んできた事が身になるように業務に励みたいと思う次第です。

 

仕事は今のところ順調ですが、7月に入り職域におけるワクチン接種が本格化して参ります。

受ける方は、副反応によって業務に支障が出る事も予想されます。当社としては、従業員一人一人の状況に応じて柔軟に対応して参りたいと考えております。

(現時点、営業スケジュールを変更する予定はございません。)

 

東京オリンピックも開催まで1カ月を切り、人の動きが活発化していくと思います。社会情勢を見ながら会社全体でリスク管理して参りたいと思います。

 

多能工化に取り組む理由

当社ではめっきのスペシャリストを養成する傍ら、OJTによる「多能工化」に取り組んでいます。

多能工とは、当社で言えば「めっきもできるし、バフ研磨もできる」人や「めっきもできるし、分析もできる」ような人財を指します。

 

「多能工化」に取り組む理由としては、働き方改革などで有給を取り易くする目的もありますが、一番に考える事は当社を頼りにしてくださるお客様の『仕事を止めない』という観点からです。

 

何を選択して何を得ていくかにもよると思いますが、

当社では「顧客満足度を最優先」に考えておりますので自社の生産体制が顧客の意に添えるものが作れるよう努力しております。

 

多能工化に取り組む事は、YMCという会社の価値を高める事に必要不可欠と考えています。

「めっきのことならYMC」「アルマイトのこともYMC」と常に選ばれる会社になれるよう今後も継続して取り組んで参ります。

大江戸温泉

大江戸温泉が閉館になるそうです。18年の歴史だそうな。

私自身は行った時がありませんが、東京に用があった際に嫁と娘が早朝からお世話になった事を思い出します。

温泉に行く事も躊躇してしまう世の中でございます。少なからず影響はあったのかなぁと残念に思います。

 

コロナの感染状況ですが、山形は比較的落ち着いてますが東京の方は少し増加傾向?にあるんですかね。

となると・・・、いずれ宮城・・・、山形・・・と拡大していきそうです、これまでの流れだと。

このままでは盆休みにまた緊急事態宣言になってしまいます・・・。

 

ワクチン接種で大きく世の中が変わる事を信じて、もうしばらくの我慢なのかなぁと自分を律する次第であります。

 

コロナ禍が明けたら、USJや夢の国に子供と旅行に行きたいです。それまではキャンプだな、キャンプ。外で遊ぶ事が大事ですね。

通信障害について

6/21 11:00~18:30頃まで電話とFAX、ネットワークが全て使用不可となっておりました。

原因はNTT東日本の光回線経年劣化との事です。

弊社管轄のものでなく対応が後手になってしまい、ご不便をお掛けしたお客様においては大変申し訳ございませんでした。

現在全ての回線復旧しておりますのでよろしくお願いいたします。

見積りに必要な条件

見積りBOXがここ数カ月で一番溜まってしまっていました。メールでもたくさんの見積もり依頼・・・。

みんなで手分けして対応しましたが、社内協議等で提出が遅くなってしまう案件もチラホラと・・・。対応遅く申し訳ございません。

見積り依頼から1日空いたら催促のお電話が来てしまう最近の傾向でございます。

当社も出来る限り即日対応で対応したいところですが、以前のブログにもあるとおり単一工程は見積もりに時間を要しませんが、硬質クロムめっきやバフ研磨・円筒研磨・マスキング・補助陽極・陰極/治具の作製が絡む案件は少々お時間を頂きます。

図面指示で見積もり困難な場合はお客様へヒアリングする時間もございます。

例えば板物で硬質クロムめっき片肉50μm/公差範囲~~遵守!というような図面指示をされている場合、めっきのみで対応するのは困難でG研磨で公差内に収めていく工程が必要です。

電気めっき全般に言えますが凹凸によって厚付けするほど補助陰極陽極無しの処理では膜厚差が出ますので事前の打ち合わせが重要になります。

 

以前のブログも参照頂き、見積もり回答について即日対応できない案件について何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

 

「IT導入補助金2021」に採択されました!

本日、「IT導入補助金2021」に採択されました。

この補助金を活用して導入するのは生産管理システムで【画像追尾式めっき作業管理システム「ミルメック」】というものです。

当社も晴れてミルメックファミリーの仲間入りです。いいものを作れる予感しかしません。

実際の導入はまだ先となりますが、昨年導入したPCタブレットをフル活用し、更なる品質/サービス向上に努めて参りたいと思います。