めっきは奥が深い

良い品質は良いめっき液から生まれるので、良い仕上がりを得るにはめっき液管理が非常に重要になります。

 

一例として、

無電解ニッケルめっきは補給頻度が高く、M材(主成分)、A材(Ni分)、B材(還元剤)、C材(pH、安定材補給)の補給タイミングが品質に影響します。

 

この組成バランスが崩れると、諸々悪影響があるので「無電解ニッケルめっき作業者」の腕の見せ所です。

自動補給機の普及で作業歴が少ない人でもある程度はラインを動かせますが、問題が起きた時にシューティングする力は手補給による実務やビーカーワークを経験しないと養えないでしょう。

 

電気めっきに従事している方も同様で、不具合に対してハルセル試験を知識として持っているか持っていないかでも日々の浴管理・品質管理への意識が変わってきます。

これも現場で教える事でないので、実験しながらレクチャーして理解を深める事が重要かと思います。

2022年度は↑のような時間を取る事もできるのではないかなぁと考えております。

 

YMCの現場力は着実に上がってきていると思いますが、日本にはものすごいめっき屋がたくさんいます。

選ばれる理由にはそれなりのものが必要で、全国の猛者と切磋琢磨できるように、当社もめっきする上での知識や生産性を上げるための取組など底上げしていきたいなと考えております。

「井の中の蛙」にならぬよう、時代や顧客ニーズを的確に捉えていかねばなりませんね。

 

時代といえば、日本政府は2050年までに「カーボンニュートラル実現」を掲げています。

温室効果ガスの排出を削減して地球温暖化を止める取組ですね。

私も65歳もしくは70歳まで働くとして、私ら世代はカーボンニュートラルに向けた活動をしていく事となります。

 

次世代に良い地球環境を残すためにも使命感を持って取り組まねばならんでしょう!

大儀名分としては十分、労働意欲(やる気)は出ますね。

 

環境への取組は、会社の進むべき道として避けては通れない課題です。

思い立ったが吉日。

当社も中長期戦略/年度計画で2050年カーボンニュートラル実現に向けて計画していこうと思います。

 

「めっきのことならYMC」、「アルマイトのこともYMC」

 

よろしくお願いします!