3人集まれば文殊の知恵

従来より当社で処理させて頂いている製品の増産が決まったようです。

先週お客様が来社され、社長と専務に納期対応は問題ないか確認がございました。

 

私としては、この増産は正に嬉しい悲鳴となりそうです。なぜならば、この製品は当社の標準工程では少しばかり上手くいかないからです・・・。

修正も含めリードタイムを他製品より多く見てもらっている案件であり、短納期対応は現場作業/検査においてかなり無理をさせていると感じていました。

今までは、数量が限られていたのでなんとかなっていたと思いますが、今回の増産数を聞くと従来法では少しばかり厳しいのは目に見えています。

 

「もっと生産性の良い工程を考えなくては・・・」そう思ってから早3年くらい経っているような気がします。

 

増産を控えて1人で悩んでも、どうしてもコストアップするようなもの/手間がかかりすぎるものしか思いつきません。

なんだか年を取る度にアイデアが乏しくなってきているのか、現場でのひらめきが以前より無くなってきたように感じます。

(デスクワークが増えたからか・・・)

 

そんな時には、3人集まれば文殊の知恵です。

 

社長・専務・現場担当と共に生産性の良い工法を考えます。

 

1つの事象に対して複数人で視点を変えて観察してみると、今までに無いようなアイデアが出てくるような気がします。

 

そんな中ようやく降りました・・・。

 

めっきの神が・・・!

 

セオリーを無視するような逆転の発想でコストアップせずに生産性UPできそうな工程を思いつきました!

早速、その工程でめっきしてみると良品率100%だったとの事!

 

これにより、

 

①コストアップせずお客さんの要望(増産)に応えられる ②当社も生産性向上により売上が上がる ③なによりも作業者の負担が減る

 

正に3年越しのWIN!WIN!WIN!でございます。

 

こういった長きに渡る悩みが吹っ飛ぶような劇的に全てにおいて良くなるような工程ができると、なんていうんですかね、本当に嬉しいです。

しかも既存設備で対応できるというの素晴らしい。

しかしながら、語弊を恐れずに言いますが今まで何度も苦渋を味わってきた製品でございます。一回上手くいっただけでは、まだまだまだぬか喜びになるといけないので油断はできません。

来週、もっと量産した中でどうなるのか、気になるところであります。

今のところ1つの形状で100%良品が確認できました。製品形状が変わっても常に良いものが出てくるか、非常に楽しみです。

 

ダメだったら・・・、またみんなで考えましょう!

 

皆様、今週は雪も多かったので仕事以外にも大変お疲れ様です。

しっかり休んでまた来週張り切っていきましょう。

 

それでは、良い週末を。