GW前駆け込み

―めっき屋あるある―

製品当社受入れ後、間もなく・・・。

お客様:この製品、すぐ欲しい。今すぐ欲しい。どうにかしてくれこの状況。

めっき屋:この数量、この材質、この処理内容、今すぐなんて難しいですよぉ汗。現場に聞いてみます!

お客様:なんとか頼むよ!駐車場で待ってるんでヨロシク!

めっき屋:頑張りますよ、今回だけですよ!(ん?以前もあったようなシチュエーション・・・?)

 

↑15年めっきをやっているともはや日常と悟りました。めっき屋はものづくりの最終工程、常に納期が差し迫っている状況です。会社として納期日の前目前目で処理する事を心がけています。個人としては「クイックターン(製品預かり処理してすぐ返す)」、失敗してもリカバリーがきくくらいに「初動」を大事にしています。

お客様は「めっきにかかる時間」というものを日々ご依頼頂いている感覚でご存じだと思います。A社ではこのくらい、B社ではこのくらいと把握しているお客様も多いかもしれません。

緊急対応/短期即納ができないと数あるめっき屋さんの中から「選ばれるめっき屋」にはなれないんでしょうね。

 

当社、手作業による生産体制でございます。1個2個であれば柔軟に無理もきくのですが、数量多いもの/工程を重ねるものについては事前に生産スケジュールを教えて頂ければ幸いでございます。

 

長期連休前は例年駆け込み需要があるのですが、

今年は祝日がポツンと間に入るからか、今日あたりから「納期は休み明けでいいよ」というお客様も増えてきましたね。

 

当社は4月29日祝日も稼働しますのでGW前出来る限りの対応を心がけたいと思います。

半導体不足の影響なのかGW中も仕事をするお客様もちらほらとお聞きします。徐々にではありますが、世の中が活気づいてきたのかなと感じております。

 

当社の現場状況もGW明けに予約が入っている現場が多数ございます。

納期対応等、希望に添えるよう邁進していきますので、今後もYMCをよろしくお願いいたします。

 

B to C

世の中の流れかもしれませんが、めっき屋においても一般消費者向けに商品開発するのが盛んなようです。

コロナ禍と言う事もあり、めっき皮膜特有の抗菌系が多いんでしょうかね。

 

当社でも何かできんかね?と考えたのですが、

「YMCキャップ」、「YMC缶バッチ」、「YMC Tシャツ」・・・

バンドの物販レベルのものしか思いつかないとです。(めっき関係ないし・・・)。

 

いや、むしろTシャツやポロシャツを作って子供に着せてみようか・・・。そこから火がつくかもわからんですよね。(何に?・・・)

 

BtoBでは限られる取引でもBtoCでは取引口がたくさんあるので「可能性は無限大」な感じがしますね!

 

当社も夢のある商品というものを考えてみるのも面白いかもしれません。

全体会議が近づいてきた・・・

当社では、四月末に前年度の成果報告を含む「中長期戦略」と「年度計画」を発表し社員全員で意識のすり合わせを行います。

昨年はコロナの影響で資料配布のみでしたが今年は感染対策を十分に徹底して行う運びとなりました。

年に1度の部門/個人毎に目標設定がございますので、この時ばかりは机の上での書き物が多くございます。

全体会議は社員全員が集まって腰をすえてお話しする絶好の機会です。社員全員で会社の方向性について話し合うといっても過言ではないので、建設的な意見がどんどん出ればいいなと思います。

と、その前に自分の仕事を・・・。会議資料をまとめないと・・・。

忙しい、忙しい。

 

技能検定の申し込み

昨年コロナの影響で技能検定を受験できなかった2名の申し込みに行ってきました。

当社が参加する「電気めっき」の技能検定は上山市のジャスト様にて実技が行われます。会場を準備してくださるジャスト様には深く感謝しております。

岡崎社長!ありがとうございます。

当社では技能検定の取り組みを2018年から本格化しました。最初は右も左も分からず何をしたらいいかも分かりませんでした。専務(兄)と踏み台になる覚悟で受けた結果、案の定2人仲良く不合格となったのはいい思い出です。

リベンジを誓った2019年は、技能検定対策マニュアルを整備し練習に練習を重ね受験者4人全員合格という華々しい結果が残せました。

2020年も・・・!と思った矢先、コロナの影響で技能検定自体が中止に。2021年こそは感染対策を入念に行い是非開催してもらいたいなぁと思います。

技能検定から得れるものはもの凄く大きいと思いますので・・・。資格手当も出るとか・・・、出ないとか・・・。(今年から整備するそうです!)

 

今週も早いもので花金となりましたが、山形は来週4月25日まで緊急事態宣言下でございます。感染予防に徹したいと思います。

 

今週もお疲れ様でした。

アルミ硬質無電解ニッケルめっき

最近見積もり含め引き合いの多い案件の一つです。

 

アルミは柔らかい金属ですが、表層に無電解ニッケルめっきを施し更に焼き入れをする事で硬質クロムめっき並みの「硬さ」「摩耗性」を付与する事ができます。

(硬くなるのはあくまで表層のめっき数μmのみです。トンカチで叩くとさすがに凹みます。)

 

当社ではアルミ上に無電解ニッケル10~15μmを施しベーキング処理したものでビッカース硬度800以上の測定実績(当社取引先様でマイクロビッカース硬度計で測定)がございます。

アルミの無電解ニッケルめっき自体は以前より多くありましたが、ベーキングまで要求されるものは最近増えてきたような感じがします。

 

みなさんアルミを「硬く」したいんでしょうね。

要求に応えるべくしっかりとした液組成管理とベーキング温度管理で対応して参りたいと思います。

 

当社ではアルミの表面処理について多種多様のご提案が出来ます。アルミの表面処理といえば「アルマイト!」ですが、

それだけではなく「アルミにめっき!」もご提案できるのが弊社の強みの一つではないでしょうか。

①アルミに硬い皮膜をお求めの場合

当社で出来る事は「硬質アルマイト」だけではございません。精度も硬さも必要な場合は是非「アルミ上の硬質無電解ニッケルめっき」をお試しください。硬さの他に潤滑性や耐摩耗性など必要な場合は「PTFE(テフロン)含有無電解ニッケルめっき」も対応できます。「アルミ上の硬質クロムめっき」もお問合せ下さい。

②アルミに装飾性をお求めの場合

当社で出来る事は「染色アルマイト」「艶消しアルマイト」「光沢アルマイト」だけではありません。アルミにもメタル感が必要でピカピカさせたいのであれば是非「アルミ上の装飾クロムめっき(ニッケルクロームめっき)」をお試しください。

 

当社では、アルミの表面処理としてアルマイト、アルミ上のめっき(無電解Niめっきや装飾クロムめっきなど)、サンドブラスト、艶出し、艶消し、脱脂洗浄、アロジン(アルミのクロメート)など様々なご要望(意匠性・機能性・耐食性、、他にもたくさん)に対応できます。

アルミは繊細で取り扱いも注意しないとすぐキズをつけてしまいますが、当社ではこれまで医療機器や測定機器向けにたくさんのアルミ製品を取り扱ってきました。鉄や銅製品はもちろんですが、柔らかいアルミ製品については特に丁寧に取り扱っております。

今後もアルミ製品の用途は増えていくと考えております。アルミの表面処理にお困りでしたらどうぞワイ・エム・シーにお声がけください。

試作案件もドシドシ承りますので「あんな処理をしてみたい・・・」などございましたら、ご相談ください。よろしくお願いいたします!

現場勘

鈍っているような気がする・・・。考え事が多くて集中できてないような・・・。

トラブルに対してもっと敏感に・・・。判断をもっと鋭敏に・・・。

今日の仕事は勘が鈍っていたのか非常に疲れを感じます。気持ちよく仕事出来た日は疲れないものです。おおいに空回ってしまった。

明日は気持ちよく仕事が出来るようにしたいものです。

祝!はじめて自転車に乗れました。

この度、次女(5歳、今春年長)が自転車に乗れるようになりました。

似非ストライダーを乗り回していたのですぐ乗れるかと考えていましたが、3回目の練習でなんとかペダルをこいでバランスがとれるようになりました。

 

いやぁ、めでたい。

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。

自転車をやってみせ言って聞かせてさせてみたので、その日の夜はお好み焼きでお祝いし、ジュースを浴びるほど飲ませ「すごいぞ!」と10回くらい連呼しました。次は更なる飛躍を求めてサッカーボールを蹴らせてみようと思います。

 

山本五十六さんの言葉には続きがあります。

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

 

自転車に乗れるようになるまで横からあーだこーだと試行錯誤しましたが、結局最後のところは本人のあきらめない気持ちだったり勢いだったのかなぁと思います。五十六さんの言葉にもあるように親として見守る事が一番で時には自転車から離れ寄り添う事も必要かと感じました。

 

仕事においても、教える側は「相手に寄り添う」気持ちが必要かもしれませんね。

教わる側は「やるかやらないか」・・・、そのスイッチがいつ入るかは、明日だったり、1週間後だったり、1年後だったり、人によって様々だと思いますが。

今の季節、新人研修を受けている方がたくさんいるかと思います。新人に限らずですが、人から物を教わる時は後で読み返せるようメモくらいは取りましょう。仕事を覚える上で、最低限の「社会人のマナー」かと思います。

あと、自分本位にならないよう・・・。仕事はお客様のニーズがあって成り立つのだから、お客様をイメージして社会貢献する事が大切と思います。

 

以上、仕事も私事も気張っていきましょう!

 

新年度になります

今日から年度切替わりで新たな1年が始まります。新たな環境に身を投じる人もたくさんいるかと思います。

思い起こせば自分も22歳の4月1日は緊張しながら会社に向かったものでした。

朝の情報番組で「頑張れ!新社会人!」とガッツポーズ。少しイラっとしてストレスを感じた事を思い出します。

社会人になり15年が過ぎようとしていますが、「初心忘るべからず」と思います。

 

私が中学入学式、高校入学式と、環境が変わる節目ごとに言われたのは、

「(母)あなたは目つきが悪いのだから黙っていると怖い。自分から挨拶してしゃべりなさい。」

(今思うともう少しオブラートに包んで言ってくれとも思いますね。)

 

特にこの言葉を実践したのは、高校を卒業して東京に出た時でした。新たな土地に希望を持って念願の一人暮らしでしたが、誰も知らない、自分で開拓していかないと何も始まらない状態でしたので色んなシチュエーションで色んな人に積極的に声を掛けたものでした。

そうして出来た友達は社会人になってからも連絡を取り合ったり年賀状を送り合っています。

 

「自分から積極的に」これが私の「初心」かなと思います。

 

新年度、フレッシュマンに負けじと私も気持ちを新たに頑張ろうと思います。