めっきに求められているもの

こんばんは、仕事終わりの鈴木です。ブログの趣旨がはっきりしないままですが、『めっきに求められるもの』についてご紹介します。

どの職種もお客様のニーズがあってこそ商売が成り立つと思いますが、そもそもめっきという技術はなぜ必要とされるのか。その用途は大きく分けて3つとなります。

①錆の防止を目的とする防錆めっき

②見た目の良さを付与する装飾めっき

③機能・性能を付与する機能めっき

・・・、となります。

金はその豪華な見た目、電気伝導性、酸化しづらい(錆びづらい)という特徴から、仏具などへの装飾めっきとして使われますし、電子機器の接続部に機能めっきとしても使われます。銀は抗菌効果があるため、食器などに装飾目的も兼ねて使われており、銅は熱伝導性が良い事から、炊飯ジャーの釜や鍋に使われております。ここまでは比較的発見しやすいものですが、ぱっと見では分からないようなところにもめっき技術は使われています。身近なところでは、PCやスマホなどの基盤の配線や半導体の実装などにも大きくめっきが関わっています。

前回ブログでは大仏の話をしていたのに最新スマホまでめっきが使われていたなんて、なんとなく『めっきってすごい!こんなニーズがあるんだ!』という事が分かって頂けたと思います。古くは奈良時代大仏から日本のものづくりを支えてきためっき技術ですが、21世紀最先端のものづくりにおいても無くてはならない存在なのです。

コロナ渦によって生活様式が大きく変わり、人も物もより大きく変化している時代と思います。この環境に柔軟に対応し、皆様が求めているものを敏感に察知して応えていけるサービスを提供していきたいと思う次第です。

最後になりますが、今日の山形は非常に寒いです。去年の冬は雪が少なく朝の通勤が本当に楽でしたが、今年はどうなる事やら。カメムシが多い年は雪が多いなんて事も聞きますが、例年よりカメムシ多くないですか?戦々恐々としています。家でも会社でも冬支度を整えて風邪などひかぬようにしたいものです。

鈴木康史